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新興3市場とも大幅安、売買代金上位に軟調銘柄並ぶ=新興市場・15日

 マザーズ指数、ヘラクレス指数とも後場から一段安となり、底割れ商状。ヘラクレス総合は算出来初の1000ポイント割れとなった。11日の"ASSETショック"の売りが残る中、全般相場の地合い悪化で売りがさらにかさんでいる。ASSETが連続ストップ安となったほか、連想売りはネット求人のエンジャパンなどヘラクレスの時価総額上位銘柄にも及んでいる。各市場とも売買代金上位には大幅安銘柄が並び、携帯電話組み込みソフトのアクロディアの逆行高、ジャスダックとの統合協議に進展が見られた大証の底堅い動きが目立つ程度。前日まで5日続伸となっていたスタートトゥは投資家心理の悪化を反映する格好で一転ストップ安となっている。

[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:株式新聞社
懸念材料重なり、全面安商状に平均株価は24 ...
 16日前場の東京株式市場では、全面安商状。平均株価は前日比245円62銭安の1万5150円68銭と大幅続落した。米国株安、円高・ドル安、外国人売り、国際商品市況安など懸念材料が重なり、株価指数先物主導で売り優勢の展開となった。今朝の外国証券経由の売買注文動向で2360万株の大幅売り越しとなり、海外経由で合計550億円の売りバスケット(買いバスケットは合計330億円)が観測されるなど、外国人売りが需給悪化につながった。

 米国では、大手銀行ウェルズ・ファーゴの経営責任者が住宅市場の先行きに悲観的な見解を示し、サブプライムローンへの関与度が高いとされるモノライン保険会社の格付けが引き下げられるとの観測が浮上。さらに金融資産レベル3(客観的なモデルが存在せず、自社モデルなどで評価するしかないもの)に関する会計規則(FASBルール157)変更が15日発効され、金融市場に対する警戒感が深まったことも国内市場にマイナス作用した。

 市場では、「米国株安、円高など悪材料が重なり、ダメ押しの動きだが、来週以降の反発に期待している。来月発表される大手調査機関の企業収益見通しで堅調さが確認されれば、反転トレンド入りが想定される。季節的要因から、12月は外国人投資家の買い越し傾向が見られ、種まきの期間になるのではないか」(ちばぎんアセットマネジメントの安藤富士男専務取締役)との声が聞かれた。東証1部の騰落銘柄数は値上がり195、値下がり1456。出来高は7億9618万株。売買代金は9659億円。東京外国為替市場では、1ドル=110円台前半(前日終値は111円39銭)で取引されている。

 米金融セクター売りの流れを受け、三菱UFJ、三井住友、みずほのメガバンク株が売られ、野村、大和証G、いちよし、丸三証など証券株もほぼ軒並み安。円高を受け、トヨタ、ホンダ、日産自、スズキ、いすゞなどの自動車株も軟調。円高に米ハイテク株安が響き、TDKが連日の年初来安値更新となり、キヤノン、ソニー、京セラ、エルピーダ、大証主力のロームや、HOYA、オリンパス、ファナックなど値がさハイテク株も総じて下げ基調を強めた。

 NY原油先物安を受け、新日石、新日鉱HD、東燃ゼネ、出光興産などの石油株が下落。海外貴金属・非鉄金属市況安を受け、住友鉱、DOWA、東邦鉛、三菱マ、三井金などの非鉄金属株も安い。国際商品市況安を受け、三菱商、三井物、住友商、伊藤忠、丸紅など大手商社株は軒並み安。新日鉄、住金、JFE、大和工、丸一管、共英製鋼などの鉄鋼株も売られた。

 個別では、今12月期連結業績予想を下方修正したソフトブレンがストップ安に株式分割後の安値を更新。今3月期連結業績予想を下方修正した旭テックは値下がり率トップ。今3月期連結で一転最終赤字23億円見通しの井関農、今3月期連結業績・年間配当予想を下方修正した新川や、加藤製、帝国電機、東京機などの下げもきつい。

 半面、JT、アサヒ、ハウス食、明治菓など食料品セクターの一角が引き締まった。個別では、9月中間期連結決算で増収増益確保のパカライが値上がり率トップ。今3月期連結経常益予想を上方修正した5Y2D6JGJ興銀、クレディスイス証が投資評価「アウトパフォーム」に引き上げの日テレや、PS三菱、洋ゴム、ニチアス、TOWAなども上昇した。

株式新聞ダイジェスト ] 提供:株式新聞社

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